2024.07.11 「実話」天ぷら火災からファイテックを使用して消火活動に貢献

「実話」天ぷら火災からファイテックを使用して消火活動に貢献

火災で「ファイテック投てき用消火用具」を使用して消火活動に貢献しました。
被災者のMさんから、火災の恐怖と同様の被害を防ぐために今回の火災を広く啓発してほしいという要望があり、以下に体験談を掲載いたします。

2024/4
福岡県在住 Mさん( 20代 )
仕様製品: 投てき用消火用具 1本

・火災が起きた原因

 火災が起きたのは、から揚げを作っている際に目を離して冷蔵庫の中を見ている間に、別の部屋の火災報知器が発報し、すぐに別の部屋へ行き確認しましたが異常はなく、振り返るとキッチン全体に火が回っている状態でした。
 駆け付けてくださった消防士の方に火災が起きた時の状況を話したところ、原因は気化した天ぷら油が自然発火したのではないか、という結論に至りました。
 今までは火をつけたままコンロから目を離すことはありませんでしたが、一人暮らしをして1年以上経っており、日常的に料理をしていたので気が緩んでいたと思います。

・炎を見たときの心境

 火災が発生したという状況を受け入れられず、ものすごい炎の熱気を感じ、ただ絶望して20秒ほど何をすればいいかなどの判断ができませんでした。

・火災が起きた時の行動

 火災が発生してしばらくは動けませんでしたが、何かしなければと思い、最初にベランダの窓を開け避難しようとしました。しかしその後、消火用具があることを思い出し、急いで消火用具を取りに行き、無我夢中でボトルを炎に向かって投げてから、再びベランダに逃げました。

・火災時の反省点

 冷静になってから振り返ると、激しく燃えているキッチンに走って向かうのではなく、低い姿勢で口に布を当ててキッチンに向かうべきだったと思います。また、消火用具はボトルタイプのものを投げましたが、天ぷら火災用の消火剤が付属していたので、そちらを使うべきでした。
 当時は本当にパニック状態で、119番の緊急通報より先に友人に電話をしてしまったり、火災という異常な状況の中では冷静な判断は出来ませんでした。

・初期消火について

 ファイテック投てき用消火用具は、使い方が投げるだけだったので、とっさに使えました。投てき用消火用具を買った時にはまさか自分が使うことになるとは一切思いませんでしたが、消火用具のおかげで被害を最小限に抑えられたので、備えておいて本当に良かったです。
 消防士の方からも「よく投げましたね、おかげで消火は出来ていましたよ。放水をしなくて済んだのは、消火剤のおかげですよ」と言われ、別の部屋や隣家に延焼する前に鎮火できたと知り、本当に安心し助かりました。
 安全栓を抜き、ノズルを炎の方へ向け、レバーを引くような一般的な消火器であれば使えなかったと思います。また、実際には逃げた方向がベランダ側でしたので、共用スペースにある消火器のことは思い出せたとしても、玄関のほうは煙が充満していて取りに行けなかったと思います。

・火災後の状況

 別の部屋まで被害が広がらずに安心しましたが、キッチン設備の交換となり、他にも燃えたものなど合わせて100万円以上の被害が出ました。大部分は火災保険で補えたのですが、燃えたものがどんな商品であったか、金額が分からず請求できない物もあり、結果的に火災保険で申請した以上の金額が必要になってしまったため、ファイテック投てき用消火用具に火災見舞金サービスがあり、本当に助かりました。

・今後の防災対策

 一番大事なのは火から目を離さないこと、移動する時には必ず火を止めることです。また、実際に火災が起きた際に火元に消火用具を設置していると、火元に向かう際にとても危険なので、リビングなどの普段から目に付く場所に設置した方がいいと思いました。

※本件事例では、キッチンの壁に消火用具を投げて消火することができましたが、天ぷら油の鍋に直接投げ入れると油が飛び跳ねてとても危険です。必ず付属の天ぷら油火災用消火剤をご使用ください。

※本体験談は、実際の体験をもとに、ご本人が特定される恐れのある日付、住所を伏せて一部省略しながらも内容を変更せずに投稿しています。