自社開発への
こだわり
消火技術で世界を変える
テクノロジーの進歩に伴ってより多様化・複雑化する火災に対応するためには、不断の研究開発が欠かせません。ファイテックでは、化学の専門知識をもつ研究開発チームを中心に、昨今の火災の状況や傾向を分析し、消火剤の高性能化や用途・使用場所に応じたカスタマイズ に取り組んでいます。
私たちは、創業以来、徹底して研究開発に力を入れて「不可能にチャレンジ」してきました。それは、「世界を変える」その一点の目標のためです。身の回りに起こる火災問題を解決することは、人々の「安心」「安全」「平和」「幸せ」のため。その未来を現実にするため、私たちは研究開発を止めません。
これまでに開発してきた様々な製品がありますが、特に世の中に類の無い製品としては、
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30Lの揚げ物油火災を3mの安全な距離から店舗を汚さず消火できる
業務用消火スプレー「FRYING JET フライングジェット」 -
マグネシウム・リチウムなどの可燃性金属を液体で素早く消火する
金属火災用消火剤「METAL KILLER メタルキラー 」 -
泥炭火災などに効果がありヘリコプターから散布する
森林火災用消火剤「FOREST DEFENDER フォレストディフェンダー」
がありますが、これらは全てお客様の「こんなものを作れないか?」から始まりました。
日本国内のあらゆるメーカーさんに材料・製造設備が無いか相談しましたが、「そんなものは無い」「そんなものは作れない」「そんなものはできない」世の中に無いということは、先人の方々が見つけ出すことができなかったということ。一歩進むごとに「不可能の壁」が立ちはだかり、これ以上先に進むなと言われているようでした。
不可能にチャレンジするということは、全てが無理なことばかりです。
その度にもうダメだと思わされますが、私たちは「もうダメだと思ってからが開発の始まり」と考え、そこからが本当のスタートだと考えています。そもそも簡単にできるものに新しい技術など無い訳ですので、「不可能」は出発地点と考えています。
壁に当たったら原点に立ち返り、視点を変えて考え、「常にものごとを決めつけない」という姿勢で開発に取り組んでいます。私どもの会議室にはアインシュタインの写真と黒いリンゴの置物がありますが、それは、視点を変えたことによって生まれた相対性という理論に基づく教え、また、リンゴは赤だと決めつけないという考え方、を意識するためのものです。日本に無ければ世界にはあるかも知れない、そうして世界中から材料を探し出しては実験を繰り返しています。
私たちの研究開発は、弊社の利益のためではなく「社会のため」私たちにしかできない研究は、私たちに課せられた「使命」その問題を解決したときに社会に貢献できるという、「利他の心」というフィロソフィーを胸に、不可能にチャレンジし、消火技術で世界を変えます。