2023.11.01 カザフスタン共和国とファイテックが消防分野における協力合意書に調印

カザフスタン共和国とファイテックが消防分野における協力合意書に調印

(左から駐⽇カザフスタン共和国⼤使館公使参事官クルマンセイト・バトルハン様、株式会社ファイテック代表取締役林富徳)

 2023年11月1日、⽇本・カザフスタン経済官⺠合同協議会第8回会合にて、株式会社ファイテック(本社:愛知県大口町、代表取締役社長:林 富徳、以下:ファイテック)と、カザフスタン共和国において⽕災予防および⽕災消⽕分野に関する開発と導⼊を⾏うために消⽕剤・消⽕技術の導⼊を⾏い、⽕災対策を実現すること。また、カザフスタン共和国で発生する「森林火災対策」を最重要目的とし、また、カザフスタン共和国内における住宅火災、建物火災、石油火災を含めた「全ての火災対策」の実現と、カザフスタン共和国内における、地震災害時に住宅火災を初期消火によって予防することを目的として、カザフスタン共和国において発⽣する災害、および、⽕災等の⼆次災害についての対策技術、および、情報交換の協⼒を⾏い、これらの火災災害対策を実現することを⽬的とした包括的協力合意書に調印が行われた。

 株式会社ファイテックは2013年2⽉18⽇に開催された⽇本カザフスタン経済官⺠合同協議会において、カザフスタン共和国⾮常事態省「⽕災安全および⺠間防衛科学研究所」株式会社と「火災予防および火災消火分野に関する新技術の開発と導入を行うために相互協力を行う」ための調印を行っており、その後、カザフスタン共和国内で大規模な消火性能試験を実施し、ファイテック社製の消⽕剤の能⼒が評価され、カザフスタン共和国内で使⽤する許可が発⾏されている。

 カザフスタン共和国では今年、大規模な森林火災が発生しており、ファイテックは「森林⽕災対策」を最重要⽬的とし、また、カザフスタン共和国内における住宅⽕災、建物⽕災、⽯油⽕災を含めた「全ての⽕災対策」の実現と、地震災害時に住宅⽕災を初期消⽕によって予防することに全面的に協力を行う。

 また、同日行われた分科会では、森林火災を国際社会が協力して取り組まなければならない地球規模の問題として、日本の森林火災を守る陸上自衛隊での実績と、そこで得た最新技術、そして森林火災を防ぐための高い経験をカザフスタン共和国に火災対策の技術移転を行うことで、これまで世界で消火できなかった大規模な森林火災から地球を守り、カザフスタン共和国の森林資源を守る事を発表した。

【FOREST DEFENDER】

この森林火災の対策のために開発した消火剤が「フォレスト・ディフェンダー」です。
 フォレスト・ディフェンダーは、1%〜3%の消火剤で水を約6〜7倍の消火能力に強化し、シベリアなど寒冷地で問題になっている泥炭地の火災に強く、そして肥料のような成分で環境に優しい、世界でも他に類のないタイプの消火剤です。森林火災用消火剤フォレストディフェンダーは、大規模な森林火災が発生した場合の消火剤として、ヘリコプターからの空中消火用消火剤として使用されており、ヘリコプターから効果的な空中消火を実現させています。
 フォレストディフェンダーは、陸上自衛隊のヘリコプターを使用した試験では、強風、乾燥の過酷な状況でも、水と比較して明らかに火災を止める「防火帯をつくる能力」が極めて高いことが証明されました。

【FEI (Fitech Easy Injection)】

 FEIは、ボタンを一押しするだけで、設定した量の消火剤を、ヘリコプターの中から簡単に入れることができる消火剤注入装置です。
 FEIは、世界中のあらゆるヘリコプターに使用できるように設計され、防衛省の「電磁干渉試験」に合格した日本で唯一の装置です。
 1,000Lの消火剤でも注入でき、連続した空中消火を実現できる装置は、世界でも他に類がありません。これにより、ヘリコプターから簡単に素早く効果的に消火剤を入れて、空中消火することが実現しました。
 フォレスト・ディフェンダーとFEIは、カザフスタン共和国でも採用されている空中消火バケツ「SEI社のバンビバケット」と併用して使用することができます。

 これからもファイテックは、火災から一人でも多くの命を守り、人類社会に貢献するという理念のもと、投てき用消火用具「ファイテック」、林野火災用消火剤「Forest Defender」など、これらの最新技術により、これまで世界で消火できなかった大規模な森林火災から地球を守り、カザフスタン共和国の森林資源を守るために貢献していきます。


株式会社ファイテックは消費者庁が公開している表示対策ガイドラインに則り、景品表示法を遵守しています。